橋田内科クリニック|館林市 高血圧症

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血圧とは?

血圧は、血液が動脈(どうみゃく)を流れるときに、血管の内側にかかる圧力(あつりょく)のことです。血圧は収縮期血圧と拡張期血圧があります。収縮期血圧は、心臓が収縮して血液全身に送り出すときの血圧で、“上の”血圧です。拡張期血圧は、逆に心臓が拡張したときの血圧で、“下の”血圧になります。血圧は、健康の重要なバロメーターの一つです。血圧測定を習慣的に行い、しっかり血圧管理をしましょう。

1.血圧測定の注意点

ご自宅で血圧を測定する時には、いくつか注意点があります。

  • ① 深呼吸をして、リラックスした状態で測定しましょう。
  • ② 出来れば、1日2回、朝(起床後1時間以内、朝食前)と就寝前に測定しましょう。
2.血圧計について

血圧計には、手首、上腕で測定するものがあります。どちらでも構いませんが、正確に測定しやすい上腕の血圧計を使いましょう。

血圧はいつも同じなの?
血圧は常に変動しています。
一日の中では、早朝の血圧が高くなることが多いです。
また季節では、気温が下がる寒い冬に血圧が高くなる傾向があります。
いくつから高血圧症なの?
125/80mmHg未満であれば、正常です。家庭で測定した血圧(家庭血圧)は135/85mmHg、診察室で測定した血圧(診察室血圧)は140/90mmHgが高血圧基準値です。
高血圧症はどうしてなるの?
食塩摂取量が多くなると、血圧が高くなる傾向があります。つまり、食塩の過剰摂取が高血圧症の発症に影響を与えている重要な要因のひとつと考えられます。その他、喫煙、アルコールの過剰摂取、ストレス、肥満、運動や睡眠の不足なども影響を受けると考えられます。
高血圧症の症状は?
動悸、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、息切れ、・・・などなど、さまざまな症状が考えられます。しかしながら、これらの症状は高血圧症にだけ出てくる症状ではありません。むしろ、高血圧症は無症状の事の方が多いのです。ですから、日々、血圧を測定することが、大事になってきます。
高血圧症を、ほうっておくと?

その圧力によって、血管の壁が厚く、硬くなっていきます。この“動脈硬化”によって、ますます血管の弾力性がなくなり、血管の内腔が狭くなってしまいます。血管の内腔が狭いため、血液が流れる際に圧力がかかり、血圧がさらに高くなる悪循環を引き起こします。結果として、さまざまな合併症が起こる可能性があります。

脳梗塞、脳出血
心臓心筋梗塞、狭心症、心肥大
腎臓腎不全
眼底出血
“健康ルール”に則って血圧を守りましょう!

高血圧をほうっておくということは、交通ルールでいえば、赤信号を無視するようなものだと思います。例え赤信号を渡っても、全員が交通事故に遭うわけではないかもしれません。高血圧症をほうっておいても、全員が合併症を起こすわけではないでしょう。ただ、危険な状態であると考えられます。交通ルールに則って信号を守るように、“健康ルール”に則って血圧を守りましょう!

高血圧症って、どうやって治すの?
まずは、生活習慣を改めることから、始めます。食事は適正な塩分量を守りましょう。運動は散歩、サイクリングなどの有酸素運動をしましょう。息切れするほど激しい運動は必要ありません。じわっと、汗をかく程度が理想です。少しずつでも毎日続けましょう。足腰に不安な方は、プールなどでの水中ウォーキングもお勧めです。喫煙をされている人は、禁煙もがんばりましょう。アルコールは摂取時に、血圧が一過性に低下しますが、長期的には血圧上昇につながります。節酒を心がけましょう。
生活習慣の改善をがんばっても、血圧が下がってこないこともあります。その場合、降圧薬とよばれる高血圧症の内服治療を受けましょう。
降圧薬(高血圧症の治療薬)は、どのような種類があるの?

主に5種類の降圧薬が、高血圧治療に選択されています。

  • ① カルシウム(Ca)拮抗薬
    血管平滑筋(動脈の壁の筋肉)を緩めて血管を拡げることで、血圧を下げます。
  • ② ARB、ACE阻害薬
    どちらも、血圧を維持する「レニン・アンジオテンシン系」という体のシステムに働きかけるお薬です。血管が収縮することを抑えて、血圧を下げます。
  • ③ 利尿薬
    ナトリウム(Na)イオンの血中への再吸収を抑制して、循環血液量を減少させることで血圧を下げます。食塩摂取が多く、体液過剰となり浮腫(むくみ)などがある高血圧の患者さんに有効です。
  • ④ β遮断薬
    交感神経のβ受容体を遮断して、心臓の収縮力を抑えます。“心臓の働き過ぎ”を抑えるイメージです。
  • お薬は決められた用法、用量を守りましょう!
    自分の判断で、“増やしたり(1錠なのを2錠飲んでしまうとか)”、“減らしたり(飲むのを止めてしまうとか)”することは絶対にしないでください!

血圧はどこまで下げればいいの?

Q2、A2で述べたように、診察室と家庭では、高血圧の基準値が違います。したがって、どこまで下げればいいか、目標とする血圧も違ってきます。

診察室血圧家庭血圧
74歳以下の人140/90未満135/85未満
75歳以上の人150/90未満145/85未満
心臓、脳に疾患のある人140/90未満135/85未満
糖尿病のある人130/80未満125/75未満
腎臓病のある人130/80未満125/85未満
血圧を下げる時は、階段を降りる時と一緒

血圧を下げる時は、階段を降りる時と一緒です。少しずつ、一段ずつ、ゆっくり下げていくことが大事です。